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講演講師NO.1 青学駅伝部 原監督の教育方針から学ぶ子育て,ビジネス論!

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青学の原監督の教育方針から学ぼう

先日、「日曜日の初耳学」(2024年2月11日放送)に青山学院駅伝部の原監督が出演しました。

この記事では、「日曜日の初耳学」の内容をまとめた原監督から学ぶ教育メソッドについてご紹介していきます。

原 晋(56)

出身:広島県

生年月日:1967年3月8日(年齢56歳)

身長:176センチ

青山学院大学駅伝部監督、青山学院大学地球社会共生学部教授、タレント、講師など活躍している。

※2024年2月の時点で講演会人気NO.1

子育てに自信が持てない親へのアドバイスから、勝てる組織の作り方まで確かな理論と経験に裏打ちされた珠玉の言葉の熱血授業。

原監督の講演は面白い、そして理念的な話だけで終わらず話を具体化して説明することが人気で講演のオファー絶えない講師でです。

今回の『日曜日の初耳学』での内容は
「子育て」「人間関係」「ビジネス」共通項があり、誰の生活にも役立つ考え方を5つに分けて解説していきます。

①後輩の育て方

社会人での1番多い悩みが部下の育成です。

下記のような悩みにはどしたらいいでしょうか?

【悩み①】
後輩のスタッフに指導しないといけないが伝え方が難しい!

どうバランスをとっていいかわからない!

人に伝える時に大切にすべき事〜心理学の基本編を応用しよう〜

初頭効果、親近効果を利用する

【人に伝えるときに大切にすべきこと】
①初頭効果値は最初のイメージが印象に残りやすい
②親近効果は最後の言葉が判断に強く影響する。

ここで重要なのは、最初と最後の言葉
後輩に指導する際、会話の中間での言葉はあまり覚えていないケースが多い。

原監督が指導する場合は
はじめに、悪いことを具体的に3つ伝える
②中間はほぼ繋ぎ程度で話をする。
最後に必ず良いところを1つ見つけて褒める。

上記の順番で相手に伝えることにより「叱られた」ではなく「自分へのアドバイス」と受け入れやすくなる。

これが逆に、最後に悪い言葉で話が終わると「叱られた」のイメージしか残らない。

「アドバイスの鉄則」
【大切なのは、最初の言葉は悪い事を指摘、最後の言葉で褒める】

②子どもの夢の見つけ方

大学の授業で将来何になりたいかなどを尋ねても明確に答えられる子は1割もいないようです。
小学生や中学生でも具体的な夢を持ってる子は一握りです。

原監督の講演会で親からの質問が一番多いのは『うちの子は何も夢がない』です。
ただ、知っておいてほしい事は、子どもはそんなものだ!と思ってほしいそうです。

そこで必要なことは『T作りの考え方』

・縦軸は「自分がやりりたいこと」
・横軸は「様々な知識や経験の習得」

今は横軸を太く広く作ることから始めていくことが大事。
「文化」「スポーツ」「政治」「芸術」なんでも良いから色んな分野を学ぶことで、
ある日、ふと自分のやりたい事が出てくる可能性が高い。
特にジュニア期に見つけることが大切!

横軸を太く広げることで、シニアになってもやりたい事が増える。それが縦軸のやりたいことが1本だけではなく、縦軸が増えてくる。

縦軸のやりたい事だけに目を向けず、どこからでも新たな縦軸が生まれるように広げることが大切。

そうすることで、1本の縦軸のやりたい事に挫折した時に、横軸を広げておくことで新たな縦軸が生まれていく。

③子どもの失敗の対処法

思春期の子どもに親が声かえしてやる気を失う子への対応

例:宿題をしない子にどう声をかける?

ママ
ママ
宿題した?
子ども
子ども
今からしようと思ったのに今の声かけでやる気をなくした!!
ママ
ママ
結局そのあとは宿題をやらないままでした!どんな声をかけたら子どもは気分よく宿題をするんですか?
原監督
原監督
息子の心の中の声は、「うるせいな!」と思っているはずです。それではどのように対応するかお知らせします

実は・・・声をかけなくて大丈夫です!!

子どもは子どもの人格があります。失敗を経験することも大切なんです。

大人が敷いたレールに子どもをはめ込もうとすることは「大人のエゴ」なんです。

だから失敗も大切なんです。

私たち大人はある意味、世の中に騙されていたんです。
勉強することで、良い高校や大学に行って、いい社会人になる事が「幸せ」だとレールにはめられた世代なんです。
果たしてそれが幸せなのでしょうか?
だからこそ、子どもたちには自由な発想で生きてもらう事が大切なんです。

子どもを育んでいく上で1番大事にしないといけない要素とは・・・・

「道徳感」

・人の悪口を言わない
・時間を守る
・挨拶をする

道徳感さえ守っていれば人生歩んでいける。

子どもや後輩が失敗した時にどう接したらいい?

日々、子どもに起こる失敗。
「忘れ物をした時」「物を壊した時」「受験に落ちた時」など

家族は子どもにどう声をかけるべきなのか?悩んでいませんか?

これは、親だけではなく後輩の指導に悩む社会人も同じです。

多くの選手を育ててきた名将原監督には叱り方のメソッドがあるのでご紹介します。

失敗の種類には「3つ」あります

失敗に対し叱る事が多くあると思います。
失敗にも色々な種類があり、ただ叱るだけではなく、その失敗の種類と対応を知る事が大切です。

①シンプルミス
・勉強(練習)不足・生活習慣の乱れ・横着・準備不足などしっかりと対策をしていれば未然に防げる失敗です。
【対応】
・失敗の原因を具体的に話し厳しく叱る。

②システムミス
・主に目標設定の失敗などメカニズムによる失敗です。
【対応】
・みんなで内容の仕組み、外的要因話し合いましょう。

③チャレンジミス
・新たな事などにチャレンジした時に起こるミスのことです。
【対応】
・チャレンジをする事は一定のミスが必ずつきます。そこに執着して叱っていては、誰もチャレンジをしなくなります。真剣に取り組んで起きた失敗には誉めることが効果的です。
しかし、失敗は失敗なので原因を把握し伝えながら次に活かせるよう声かけすると良いでしょう。

 

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④勝てる組織「青学メゾット」

大人数のチームをまとめるには?

理念作り

グループのまとめ方などは、学生や社会人も共通の悩みです。
まず前提条件はありますが人には【強み】【弱み】があります。

昭和世代では【弱み】を【強み】にどう変換させるか。その為、【弱み】に対し指導していくことが今までの教育でした。

実は・・・強みを伸ばす方がより組織は活性化するというアメリカの研究データが出てています。

ですが、その【強み】を自由気ままに好き勝手にしていいか?といえば、これは組織としてまとまりせん。

まずは何を目的にして行う組織なのか?

まずは理念を統一することが必要です。

理念の作り方としては、自分たちの組織だけが得したい、儲かればいい、などの理念であると、そのうちに人は離れていってしまいます。

自分たちの組織がやろうとしている事を通して「多くの人たちが、幸せになれる」

その結果ビジネスであれば収益をもたらす!

そのような理念を作る事が好ましいです。

例えば・・・

青山学院大学駅伝部の理念としては

「箱根駅伝を通じて社会に役立つ人材を育成する」

勝った、負けたは大切ですが、

「箱根駅伝は教育のツール」と考えているそうです。

駅伝部には毎年いろんな個性がある子たちが入部します。

個性豊かな子が多くいます。もちろん強み、弱みもあるでしょう。また個性が強みであるならばその個性を尊重した方がいいです。

ただ忘れてはいけない事は、全て理念で繋がっている事が大切です。

まずすべき事はチームの理念を作る事です。そして理念がしっかり共有出来ていればそれぞれの個性を最大限に発揮しながらチームは一つにまとまり成長していけるはずです。

行動指針作り

理念は出来ましたが行動が出来てなければ意味がありません。

そこで行動指針を作ることをおすすめします。

行動指針とは理念を、現実のためにどう行動するべきかの指針です。

青山学園大学の行動指針は3つ。

①感動を与える人からもらうのではなく感動を与える事の出来る人間になろう。

②今日の事は今日やろう。明日はまた明日やるべき事がある。

③人間の能力に大きな差はない。あるとすれば熱意の差だ。

青山学院大学のみんなは日々意識して実践している。

最初に年間のスローガンや目標を設定しがちですが、1番根っことなる理念、行動指針を固めることが大切です。

個人目標

理念と行動指針が、決まれば個人のそれぞれが具体的に自分の目標を立てていく。

目標設定をする時に大事なことはポイントは目標が妄想にすり替わる事があるので気をつける事が大切です。

例えば目標設定が〇〇大会の優勝!だが、その実力がなければ、ただの妄想になります。

目標設定の仕方としては、現状の自分の半歩先すぐに手が届く範囲を目標にかかげ、スモールステップで繰り返しクリアする事が大切です。

※チーム運営の場合は、目標管理ミーティングなどを毎月行い各自がそれをクリアしていく事でチーム全体が盛り上がります。

 

⑤批判の声への立ち向かい

批判の声についての対策

近年SNSの普及に伴い些細なことでの批判が多い世の中になってきました。

青山学院大学の原監督はいつもユニークなキャラのためか、「オチャラケばかりしてるから負けるんだよ」など批判も多くあると聞きます。

原監督の批判されてもあまり気にしないその心構え。

理由1
・20年間、選手たちと共同生活をして寮にいる時は一度たりとも早朝練習もおろそかにしていない。もちろん本練習も行っているなどやるべき事をやっている自負がある。同じ事を批判してる人たちができるか?と思っている。

理由2
考え方として
・3割の人は応援してくれている。
・3割の人は批判する。
・3割の人はどちらでもいい。
・1割の人は何も考えてない。
といった分布だと思っている。
原監督は、3割の人からご理解いただければ充分で全員に好かれる必要はないと思っている。

理由3
批判している人は、ほんとに嫌いで蹴落としてやろうと思っている人なんかほとんどいない。
自分が思っている以上に相手(批判する人)は自分の事を思っていない。

上記のような思考を思っているし、思ってもらいたい。

また行動指針の中の「今日の事は今日やろう。明日はまた明日やるべき事がある。」とあるように、「今日の嫌な事を引きずって立ち止まるのではなく可能性が広がる 明日やるべき事を考える」などして原監督はこうして前を向き続けています。

まとめ

今回は、「日曜日の初耳学」(2024年2月11日放送)に青山学院大学駅伝部監督の原晋監督が出演され、子育て論からビジネス論そして組織の作り方まで熱血授業の内容をまとめました。

子育て論では、具体的な夢を持てない子どもに対し、やりたいことの見つけ方や失敗した時の叱り方までわかりやすく説明されていた。
小学生以上向きの内容ではあるが、参考になることも多かった。

また、後輩の育て方や組織の作り方などは、ビジネスにも繋がることが多くすぐでも実践するべきだと思う。

また批判についても、つい嫌われたくない、批判されるとクヨクヨと悩んでしまう事も多いが考え方を変えるだけで、メンタル的にもかなり軽減するのではないかと思った。

原監督の教育論には子育て〜ビジネスまで学ぶことも多かったのでこの記事を参考にされてください。