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【もう悩まない!】複数担任クラス運営を成功させる!クラス主任が実践する7つの秘訣

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「うちのクラス、なんだかうまくいかない…」「複数担任で連携が難しくて…」

日々、子どもたちの笑顔のために奮闘されている保育士の皆さん、本当にお疲れ様です。複数担任のクラス運営は、一人担任とは違う難しさがありますよね。
保育士同士の連携、役割分担、保育方針の共有など、気を配ることがたくさん。

でも大丈夫!クラス主任の皆さんがリーダーシップを発揮することで、複数担任のクラスは必ずより良い方向へ進みます。
今回は、私がこれまで多くの先生方を見てきて、これは効果があった!と感じる、クラス運営を成功させるための7つの秘訣を具体的にお伝えします。

なぜ複数担任のクラス運営は難しいのか?よくある課題を整理

まずは、複数担任のクラスでよく起こりがちな課題を整理してみましょう。

  • コミュニケーション不足: 「言ったつもり」「聞いていない」といった情報伝達のミスや遅れ。
  • 役割分担の不明確さ: 誰が何をするのか曖昧で、責任の所在が曖昧になる。
  • 保育観・保育方針のずれ: それぞれの保育士の考え方の違いから、子どもたちへの対応に一貫性がなくなる。
  • 経験やスキルの差: 経験の浅い保育士が遠慮して意見を言えなかったり、ベテラン保育士との間に認識のずれが生じる。
  • 保護者対応の連携不足: 保護者への情報伝達がスムーズにいかず、誤解を生む。
  • 時間管理の難しさ: 個々の業務に追われ、チームで話し合う時間がなかなか取れない。
  • 責任の所在の曖昧さ: 問題が起きた際に、誰が責任を持つのかが曖昧になり、改善が進まない。

これらの課題が積み重なると、子どもたちは不安定になり、保育士間の不信感にも繋がりかねません。
だからこそ、クラス主任が中心となり、これらの課題を一つひとつ解決していく必要があるのです。

クラス主任が実践する!複数担任クラス運営を成功させる7つの秘訣

それでは、これらの課題を乗り越え、複数担任のクラス運営を成功させるための具体的な秘訣を7つご紹介しましょう。

1. 明確な目標と計画の共有

羅針盤のない船は、どこへ向かうかわかりません。クラス運営も同じです。

  • クラス全体の年間・月間目標、週案、日案をチームで共有し、共通認識を持つことから始めましょう。
    「今月は〇〇ができるようになる」「今週は〇〇に重点を置く」といった目標を明確にし、それをチーム全体で共有することで、保育士の足並みが揃います。
  • 定期的なミーティングの実施は、情報共有と意思疎通に不可欠です。時間や議題を固定化し、短い時間でも良いので、必ず顔を合わせて話す機会を作りましょう。
  • 目標達成に向けた個々の役割分担を明確にすることも重要です。
    「〇〇先生は製作、△△先生は外遊びの見守り」のように、得意なことや興味のあることを考慮しながら、苦手な分野を無理やりさせるのではなく、得意分野を活かしてもらえるように誰が何を担当するのかを具体的に決めておきましょう。

2. 円滑なコミュニケーションの仕組みづくり

「言わなくてもわかるだろう」は禁物です。
意識的にコミュニケーションを活性化させる仕組みを作りましょう。

  • 日々の情報共有の方法をルール化しましょう。
    連絡ノート、口頭での報告、最近ではICTツールを活用するのも有効です。
    「〇〇があった場合は必ず書面で報告」「〇〇については口頭で伝える」など、状況に応じて使い分けるルールを決めるとスムーズです。
  • 気になることや困っていることを気軽に相談できる雰囲気づくりを心がけてください。「何かあったら遠慮なく言ってくださいね」と声をかけたり、主任自身が率先して相談することで、メンバーも安心して話せるようになります。
  • ポジティブなフィードバックを意識的に行うことも大切です。
    「〇〇先生のこの声かけで、子どもたちが落ち着いて取り組んでいましたね」
    「△△先生のおかげで、スムーズに移行できました」など、具体的な行動を褒めることで、お互いのモチベーションを高めることができます。

3. 個々の強みを活かした役割分担

チームの力を最大限に引き出すには、メンバーそれぞれの個性を理解し、適材適所に配置することが重要です。

  • 各保育士の得意なこと、興味のあることを把握し、役割分担に活かすようにしましょう。絵が得意な先生には製作企画、体を動かすのが好きな先生には運動遊びの企画など、それぞれの強みを活かすことで、より質の高い保育に繋がります。
  • ローテーション制がない園はローテーション性を導入するなど、様々な役割を経験できる機会を作るのも良いでしょう。
    これにより、視野が広がり、お互いの業務への理解も深まります。
    ただ、苦手なことに挑戦した保育士には誉めて認めてあげましょう。
  • お互いの専門性を尊重し、学び合う姿勢を持つことが大切です。
    「この分野は〇〇先生に聞いてみよう」「△△先生のこのアイデア、素晴らしいな」と、常に学びの姿勢を持つことで、チーム全体のスキルアップに繋がります。

4. 保育観・保育方針のすり合わせ

目指す方向が同じでなければ、力を合わせることはできません。定期的に保育観や保育方針について話し合う機会を持ちましょう。

  • 定期的な研修や勉強会などを通して、保育観や保育方針について話し合う機会を設けることが重要です。
    園内研修だけでなく、外部の研修に参加したり、保育に関する書籍を輪読するのも良いでしょう。
  • 成功事例や気になる事例を共有し、チームとしての共通理解を深めることも大切です。
    「この前の子どものこの行動、〇〇先生はどう対応しましたか?」
    「この絵本、子どもたちがすごく集中していましたね」といった日常の保育の中で気づいたことを共有することで、チーム全体の保育の質を高めることができます。
  • 多様な意見を尊重しつつ、クラスとしての一貫性を持たせることが主任の腕の見せ所です。それぞれの意見を聞きながら、「クラスとしては〇〇という方向性で進みましょう」と、最終的な落としどころを示すことが大切です。

5. 保護者との連携強化

保護者は、子どもたちの成長を支える大切なパートナーです。
スムーズな情報共有と連携は、保護者の安心感に繋がり、保育園への信頼を高めます。

  • 保護者への情報共有の方法(連絡帳、クラスだより、懇談会など)を統一するようにしましょう。
    誰が、いつ、どのように情報を伝えるのかを明確にすることで、保護者の混乱を防ぎます。
  • 保護者からの相談や要望への対応について、チーム内での連携ルールを決めておくことも重要です。「まずは担任が話を聞き、必要に応じて主任に報告する」「重要な内容は必ず複数で確認する」など、ルールを決めておくことで、スムーズに対応できます。
  • 何か問題があった場合は、速やかに情報共有し、協力して対応することが大切です。
    保護者の不安に寄り添い、チームとして真摯に対応する姿勢を示すことが、信頼関係を築く上で最も重要です。

6. 振り返りと改善サイクルの確立

立ち止まって振り返ることで、次の一歩がより良いものになります。

  • 日々の保育や週ごとの活動を振り返り、うまくいったこと、課題を共有する時間を作るようにしましょう。
    短い時間でも良いので、「今日の〇〇、子どもたちが楽しそうだったね」「△△の時、もう少しこうすれば良かったかもしれない」といった振り返りをチームで行うことが大切です。
  • 課題に対して具体的な改善策を話し合い、実行することが重要です。
    「〇〇がうまくいかなかったから、次は〇〇を試してみよう」のように、具体的な改善策を立て、実行に移しましょう。ただし、全否定はしないようにしましょう。
  • 定期的にクラス運営全体を見直し、必要に応じてルールや役割分担を調整することも大切です。子どもの成長やクラスの状況に合わせて、柔軟に運営方法を見直していくことが、より良い保育に繋がります。

7. 主任自身のリーダーシップ

最後に、最も大切なのはクラス主任自身のリーダーシップです。

  • 常に全体を把握し、困っている保育士をサポートする姿勢を示すことが大切です。
    メンバー(保育士)の様子を 見守り、「何か困ったことはない?」「手伝えることはある?」と声をかけることで、安心感を与えることができます。
  • 積極的に意見を聞き、メンバーの主体性を引き出すように心がけましょう。
    「〇〇先生はどう思いますか?」「何か良いアイデアはありますか?」と問いかけ、メンバーの意見を尊重することで、チームの一体感が生まれます。
  • 困難な状況でも冷静に対応し、チームを引っ張ることが主任の重要な役割です。
    焦らず、落ち着いて状況を分析し、具体的な指示を出すことで、チームを安心させることができます。
  • 時にはメンバーを労い、感謝の気持ちを伝えることも忘れないでください。
    「いつもありがとう」「〇〇先生のおかげで助かっています」といった言葉は、メンバーのモチベーションを高める、何よりも力になるものです。

さらに一歩進むために『チームとしての成長を促す視点』

より良いクラス運営のためには、チームとしての成長も不可欠です。

  • チームビルディングの視点を取り入れ、お互いを尊重し、協力し合える関係性を築くための取り組みを意識的に行うのも良いでしょう。
  • 外部研修や情報交換を積極的に推奨し、他園の事例を参考にしたり、新しい知識を学ぶ機会を持つことも大切です。
  • 必要に応じて管理職との連携を密にし、クラス運営で困っていることや改善したいことを相談し、サポートを得ることも重要です。

まとめ『クラス主任のリーダーシップで、より良い保育を』

複数担任のクラス運営は決して簡単ではありません。
しかし、クラス主任の皆さんがリーダーシップを発揮し、チーム一丸となって取り組むことで、必ずより良い保育が実現できます。

今回ご紹介した7つの秘訣は、すぐに効果が出るものばかりではありません。
しかし、根気強く実践していくことで、必ずクラスの雰囲気は変わり、子どもたちの笑顔も増えるはずです。

クラス主任の皆さん、あなたはチームの要です。
自信を持って、より良いクラス運営を目指してください!