保育士は中途で退職できない?ブラック保育園を辞める方法
人手不足による過重労働や人間関係の複雑さから「年度末まで頑張れない」と悩む人もいるのではないでしょうか。
保育園は年度体制のため、途中退職したら迷惑がかかるのではと退職に踏み切れないと思います。
ですが、無理し続けると体調を崩したり精神疾患にかかったりして、回復するまでに時間が要するため注意が必要です。
当記事では、途中退職までの準備や働きやすい職場の探し方を紹介します。
記事を読むことで、自分に合う職場を見つけることができます。
保育士は、途中退職をしても問題ありません。
保育園はブラックな職場だけではなく、処遇改善を目指した園もあります。
途中退職の準備をしながら、働きやすい理想の保育園や幼稚園を見つけていきましょう。
それでは解説していきます。
途中退職するべきかのチェック方法
現職場が辛いと感じていても、途中退職をしていいかと悩む方も多いと思います。
労働環境が劣悪なのか、自分がどうしたいのかなど客観的に見ることが大切です。
現状を冷静に判断できるよう項目を挙げました。
ぜひチェックしてみましょう。
見比べて考えるなかで辞めたいと思うのであれば、退職の道を選択するほうが良いかもしれません。
ブラック保育園の特徴(項目)
まずは、ブラックな保育園ではないか確認しましょう。
勤務していると現状を当たり前に思ってしまい、異常な環境下であっても理不尽さを実感しづらいです。
☑︎ボックス長時間労働、休日出勤、休憩が取れないことなどが常習化
☑︎ボックス残業代が支払われない
☑︎休暇を消化させてもらえない
☑︎に必要なものが実費になる
☑︎やハラスメントがある
以上の項目に多く当てはまる方は、心身の健康を壊しかねないため、転職を考えても良いでしょう。
職場の環境が劣悪な場合は、理想の保育が実現しなかったり、キャリアアップできなかったりと自分の成長を止めてしまうことにも繋がります。
自己分析(項目)
退職をしてもよいか判断するには自己分析をおすすめします。
自己分析を行うと自分の気持ちが明確になり、次の行動に迷わない道しるべができます。
仕事をしていて嫌だと感じることや理想の職場環境など具体的に書き出してみましょう。
何を考えればいいかわからない方は、以下の項目を参考にしてみてください。
☑︎現在の職場や働き方に対しての不満
☑︎希望する働き方や待遇
☑︎自分が大切にしている保育や価値観
☑︎自分の強みと弱み
☑︎理想のキャリアアップ像
なんとなく嫌だと感じてモヤモヤした状況では、何を改善したらよいかわからない状態です。
何が不満なのか・どんな風に働きたいかなどを気持ちを明確にして、希望の職場を見つけていきましょう。
途中退職のメリット・デメリット
途中退職を決断する前には、退職するメリット・デメリットの把握が大切です。「退職したら全部解決する」などメリットばかり考えていると、退職後にデメリットを感じた時に後悔してしまいます。
両方の視点から見たときに、退職の意思が固まるのか揺らいでしまうのか確認してみてください。
デメリット
・クラスの子どもの成長が見られなくなる
・年度初め入社よりも年度途中入社の方が転職は難しい
年度途中よりも年度末に退職する方が多いので、おのずと年度末あたりに求人が多くなる傾向があります。
メリット
・自分に合った環境で楽しく働ける
・心身ともに健康状態が良好で勤務できる
心地よく働けるというのはとても大事なことです。
無理して働いてしまっては、体を壊してしまい、回復するまで多くの時間を要します。
デメリットがあっても、退職をしたい気持ちが強いのであれば転職を考えましょう。
ブラック保育園ではない理想の職場の探し方
転職活動するにあたっては、以下の3つの方法があります。
・転職サイト
・転職フェアのイベント
・転職エージェント
上手くサービスを利用していくことで理想の職場に出会える確率も高いです。
では、それぞれ解説していきます。
転職サイト
転職活動を始める際は、転職サイトの利用がおすすめです。
保育専門の転職サイトであれば、多数の求人から希望の職場を探せるため、効率よく活動できます。
転職サイトでは、求人検索や応募・企業とのやり取りは自分で行う必要があります。
24時間自由に自分のペースで求人を探せることがメリットといえるでしょう。
掲載されている求人数が多いほど、希望の職場とマッチする確率も高まるため活用してみましょう。
【ジョブデポ(保育士専門転職サイト)】
紹介実績N0,1で、全国の保育施設が対象で求人数も多い。
登録することで、担当者に相談することで、希望に近い職場をマッチングしてくれます。
もちろん、労働条件まで交渉できるので理想のキャリアアップや働きやすい環境が整い働くことができるでしょう。
まずは登録してみて下さい。
転職フェアのイベント
転職フェアに参加するのも1つの方法です。
保育園の雇用者と転職者がマッチできる交流イベントになります。
多くの保育園・幼稚園が参加していたり、説明会・就職支援セミナーを実施していたりと充実したイベントになっています。
ネットの情報だけではなく、保育園で働いている人から直接話が聞けるため、貴重な場といえるでしょう。
一緒に働く人や職場の環境がよくわかり、就職する際のイメージが湧きやすいです。
転職エージェント
転職活動する上では、転職エージェントの利用は欠かせません。
転職エージェントでは利用者に専属の担当者がつき、転職に向けてサポートしてくれます。
サポートの一部はこちら。
・求人紹介
・応募書類の添削
・面接対策
・求人先の会社とのやり取り
・円満退職に向けた援助
以上の転職の準備を現職の仕事をしながら、自分でするのは大変になるでしょう。
転職エージェントを活用すると、ゆとりが生まれ、仕事と転職活動を同時進行で行えます。
さらに転職のプロにキャリアアップなどの悩みを相談できるため、希望の就職先も見つかる可能性も高いです。
【レバウェル保育士(専門のエージェントが担当します)】
専門のアドバイザーが応募から転職までフルサポートします。
事前にわかる職場事情など教えてくれるため、働いたあとのトラブルも少ないです。
また、担当者が相談ものってくれますので、自分の希望の職場が見つかりやすいです。
年度途中でも円満に退職するための準備
途中退職であっても、気持ちよく職場を辞めたいという方も多いでしょう。
周囲に迷惑をかけずに退職するためには、次の3つを準備すると良いです。
・上司や園長に2週間前には退職を伝える
・後任保育士に引継ぎを行なう
・子ども、保護者、職員に挨拶をする
それでは1つずつ解説していきます。
上司や園長に2週間前には退職を伝える
退職を決めた際には、最短でも2週間前には上司に辞めることを伝えてください。
上司は退職者の後任を探す求人を出したり、行事やシフトの体制を考えたりと円滑に業務を運ぶために対策をする必要があるからです。
退職の申し出からすぐに辞められてしまっては、引継ぎ等の時間が足りず、仕事が回らなくなってしまいます。
早めに伝えておくことで周囲も環境の変化に応じた準備ができるため、迷惑をかけずに済みます。
退職の報告は、早ければ早いほうが良いですが、決心が間に合わなければ最悪2週間前までに伝えましょう。
後任保育士に引継ぎを行なう
辞める前に自分の後任に入る保育士に引継ぎを行いましょう。
丁寧に引継ぎをしていないと、子どもや保護者と新しい保育士との間でトラブルの原因になります。
クラスの子どものアレルギーや保護者との関わりで注意する点など細かく情報を共有しておくと良いです。
しっかりと引継ぎをしておくことで、クラスの子どもや保護者も担任が退職してからも、安心して通うことができます。
子どもや保護者、職員に挨拶をする
事前に子どもや保護者・同僚などに挨拶をしておくと良いでしょう。
お世話になった方々に挨拶をすることで誠意も伝わりますし、園に残る人は環境の変化に対し、心づもりができます。
退職当日に休みになる子どももいるでしょうから、余裕をもって挨拶しておくことがおすすめです。
途中退職をする決断をするにしても、気持ちをこもった言葉をかけることで、相手に嫌な気持ちをさせずに済みます。
※園によっては子どもや保護者に伝えられないルールもありますので厳守しましょう。
一歩を踏み出せない人向けの退職方法
これまで次の就職先を探す方法や円満に辞める方法などを紹介してきました。
なかには、「転職活動する余裕がない」「しんどくて今すぐやめたい」と悩む方もいると思います。
やめたいけど退職する勇気が一歩踏み出せないという方は、次の選択肢もあります。
退職代行サービス
辞める勇気が出ない方は、退職代行サービスの利用がおすすめです。
退職代行サービスは、退職する旨を本人に代わり業者が保育園に伝えてくれます。
例えば、パワハラが常習化している環境で退職を言い出しづらい、退職の件を伝えても引き留めにあうなど。
以上のようなトラブルが起きている時や退職に踏み切れない方は、業者に頼りましょう。
辛い状況のなかでは、職場のことよりも自分自身の健康を第一に考えることが大切です。
①【退職代行ガーディアン】
労働組合があなたの代わりに退職代行します。
即日から出社せず退職出来るので、苦手な上司とも連絡することもなく退職できます。
追加料金もないので安心して任せられる退職代行業者です。
②【女性の退職サービス「わたしnext」】
女性の退職代行NO,1です。
即日、退職可能でもちろん職場に連絡も不要です。
また退職成功率100%で転職までサポートしてくれます。
メディアにも多く掲載さJRAA(日本退職代行協会)「特級認定」取得しているので安心してご利用できます。
【まとめ】
ブラック保育園を退職して理想の転職先に勤めよう
責任感が人一倍強い人だからこそ「迷惑をかけたくない」と感じ、退職する勇気が持てないと思います。
ですが、途中退職をしても保育園の仕事は滞りなく進みますし、子ども達は元気に登園するので気負わなくても大丈夫です。
自分の体調を第一に考え、心地よく働ける保育園を探していきましょう。
働きやすい職場の探し方は、以下の3つを紹介しました。
・転職サイト
・転職フェアのイベント
・転職エージェント
退職の一歩を踏み出せない方は、退職代行サービスを利用することがおすすめです。
今の職場を退職したとしても、好きな保育士という仕事は続けられます。
自分を大切にして、理想の保育園で働くために一歩踏み出してみませんか?
晴れ晴れとした気持ちで、新たな保育士人生を歩めるように応援しています。