現役少年サッカーのコーチが教える!子どもの成長を妨げてしまう保護者の特徴6選!
みなさんは子どもへのサポートを出来ていますか?
全ての習い事や学校生活でも共通して言える事ですが、サポートのし過ぎで子どもの成長を保護者が妨げてしまう事例が増えています。
まさか自分が子どもの成長を妨げているとは思いもよらないでしょう…
そこで本記事では、子どもの成長を妨げる保護者の特徴と子どもの成長をグングン伸ばすサポートの仕方についてお知らせいたします。
子どもの成長を妨げる事に気づいてないのはなぜ?
子どもには出来るだけ良い環境で!少しでも失敗を減らしてあげたい!と親なら思いますよね?
その為、保護者は全力で子どもをサポートします。
ただ、そのサポートの度がいき過ぎると子どもの成長の妨げの原因になってしまいます。
もちろん、保護者はサポートをしているつもりなので、度がいき過ぎているなんて気付かない方が多いのが事実です。
子どもの成長を妨げる親の特徴
1、保護者のサポートが多い
子どもが自分で行動しようとする事を手伝っていませんか?
例えばサッカーの指導中に水筒を忘れた子の言い訳の1つにそのヒントが隠れています。
「コーチ!ママが水筒忘れた」
「コーチ、今日は何時から試合ですか?」
などそんな光景を実際に良く見ます。
それのどこが、悪いの?と思う方も多いのでは?
なぜ、子どもがそのような言い訳するかのかいうと全ての準備を親が行い、保護者が「〇〇した?」「そろそろ時間よー!」など子どもが何も考えなくても、全て親が準備し時間を教えているからです。
そして、自分(子ども)が失敗したら保護者のせいにする子どもまでいます。
まずは、自分のことは自分でする。
失敗も良い経験です。
失敗と成功を繰り返す事で子どもは大きな成長を遂げますので、出来るだけ自己管理の習慣を身につけさせましょう。
2.他人と比べてしまう
「”〇〇君に”負けないように頑張ろー!」
「”〇〇君も出来るからあなたにも”出来るよ!」
「”〇〇君は”すごいねー!」
ついこんな事を我が子に言っていませんか?
子どもからすると、他人と比べられる事を嫌がります。
子どもにはここまで出来て欲しいと思い保護者が比較するライバル相手まで決めがちです。
大前提として子どもの成長には個人差があります。
他人と比べられると子どもに過度なプレッシャーを与える事が多いです。
比べるのではなく、子どもの良い所や頑張っているところを認め、たくさん褒めてあげましょう。
3.保護者の目標設定を子どもに押し付けている
目標設定は習い事などには、不可欠な事だと思います。
保護者は少しでも良くなってもらいたいと願い、つい目標設定を高くし、目標の過程が上手く進まないと子どもを叱ってしまう傾向にあります。
その事で子どものやる気を妨げるケースも多いようです。
目標設定は保護者が設定するのではなく、子どもと一緒に考えて少し頑張れば出来る範囲を設定してあげましょう。
もちろん、目標が達成したらたくさん褒めてあげて下さい。
4.常に子どもを監視して口を挟んでしまう
特にサッカーなどのスポ団競技にありがちなのですが、常に保護者が子どもを監視して些細な事でも子どもに声をかけたり、先生や指導者に口を挟む方がいます。
子どもは指導者のねらいや想いを直接感じる事で行動し、自分で考えることで成長を促します。
その大切な雰囲気を、親の考えや感覚で口を挟む事で子どもたちは優先順位に戸惑い、下手すると指導者の意見を聞かない可能性も出てきます。
よく指導力がない、チームが悪い、学級崩壊だと言われる保護者も多いようですが、その原因の半分は保護者によるものだと言われています。
色んな想いはあるかと思いますが、子どもの成長を考えるなら暖かく見守ってあげて下さい。
スポ団などで、チームの方向性と合わなければ移籍する事をおすすめします。
※虐待、体罰、いじめなどが疑われる場合は、しっかり話し合いましょう。
5.子どもに見返りを求める
そんな保護者なんているの?!
と思いますが、結構いらっしゃいます…
保護者が協力的で送迎やお弁当、役員をしてる人は特に見返りを求める傾向があります。
「あなたのために頑張ってるんだから、もっと努力してよ!」
など言ってる場面も多く見てきました。
知らないうちに、そのような声をかけてる方も、多いのでは?
成長に伸び悩んでる子どもには、辛いひと言になります。
子どもたちは、言われなくても感謝を感じ 子どもたちなり努力をしています。
必ずしも結果が伴うわけではありませんが、保護者への感謝の気持ちは変わりませんので、小さな成長を喜び合える親子関係が理想的です。
6.どっぷりハマり感情移入してしまう
特にお父さんに多く見られます
感情移入がひどくなると、親が望むようなプレー(活動)をしないとイライラしてしまい、子どもにあたるケースも少なくありません。
また指導者かのように、どこでも気にせず子どもに指示を出すこともあります。
サッカーで例えるなら、子どもに試合中にサイドコーチ(サッカーの指示を出す「逆サイド空いてる!」「なんでそこでパス出さないの!」) などまるでコーチかのように指示をだします。
また、試合の結果が悪いと休憩中に呼び出し説教したり、最悪な場合は罵倒や虐待に近い場合もあります。
それでは、子どもは自主的に考えて行動も出来ません。
また萎縮して何も出来ない子どもになります。
感情移入をしやすい方も多くいますので、ご家族(パートナー)や周りの方が感情を抑えて行動出来るように止めてあげて下さい。
周りの方やパートナーの方が、賛同してしてしまうとエスカレートしてしまうので気をつけて下さい。
まとめ
私は元保育士でサッカーのコーチが10年の経験がありますが、
近年、子どものサポートを何でも手伝ってしまう保護者が急増しています。
子どもに失敗させたくない、子どもが忘れ物したら困るから、子どもの活躍の場を増やしたい!などの理由からサポートの度が行きすぎる結果、子どもの成長の妨げになっています。
ちなみに上記の6選は、全て実例です。
この記事は子どもたちが意欲を失っていく姿を多く見てきたからこそ、皆さんに伝えたい内容です。
親は良かれと思った上での行動なので子どもの成長の妨げになっているとは気づいていません。
ですが中には、親の顔色を見ながらサッカーをしている子もいます。
保護者がいない所では、自分のやりたいように行動できるのに保護者の姿を見た途端に自主性がなくなる子を多く見てきました。
私は保護者の皆さんには子どもの結果や成長だけで判断するのではなく、あたたかく見守り、子どもの頑張りを認め、些細な成長に気付ける保護者であって欲しいと思います。
この記事を見ることで、子どもとの関わり方を振り返り子どものベストなサポートをしていただけたら幸いです。